糖尿病の原因と前兆

糖尿病の原因と前兆

糖尿病の原因と現れるサイン

糖尿病の原因と現れるサイン

糖尿病は、インスリンの分泌が減ったり効きが悪くなったりすることで、血糖値が下がらなくなる病気です。遺伝的な体質だけではなく、日々の食事や運動習慣、睡眠、ストレスといった生活全般が発症に関わります。初期には目立った症状が出にくいため、体の小さな変化を見逃さないことが早期発見への第一歩です。

糖尿病の原因

遺伝的な影響

家族に糖尿病の方がいる場合、発症リスクは約3倍に上がるとされています。両親のどちらかが糖尿病なら30~40%、両親共に糖尿病の場合は50~70%の確率で発症するという報告もあります。日本人は元々インスリンの分泌量が欧米人と比べて少ない傾向があり、体質的に糖尿病になりやすいと言えます。

生活習慣が引き金になる

遺伝的な体質を持っていても、生活習慣によって発症リスクは大きく変わります。過食や糖質の摂りすぎ、運動不足による筋肉量の低下、内臓脂肪の蓄積は、インスリンの効きを悪くする代表的な要因です。

また、不規則な食生活や早食いの習慣も血糖値の急上昇を招きやすくなります。特に朝食を抜くと昼食後の血糖値が急上昇しやすくなり、1日を通した血糖コントロールにも影響を及ぼします。

糖尿病の原因
糖尿病の原因

睡眠の質も影響する

睡眠不足や質の悪い眠りが続くと交感神経が十分に休まらず、翌日の血糖値や血圧が上がりやすくなります。血糖コントロールがうまくいかない背景には、睡眠の問題が隠れているのかもしれません。

特に睡眠時無呼吸症候群は、糖尿病をはじめとした様々な生活習慣病の発症・悪化の原因となるため、注意が必要です。以下のような症状のある方は、一度検査をご検討ください。

薬や他の病気が原因となる場合

ステロイドなどの薬剤、膵炎や膵臓がん、ホルモンの異常によって糖尿病が引き起こされることもあります。このタイプは生活習慣とは無関係に発症するため、ご自身では原因に思い当たらないケースが少なくありません。生活習慣に心当たりがないのに血糖値が急に悪化した場合や、原因不明の体重減少が見られる場合は、背後に別の病気が隠れている可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

糖尿病の前兆と初期症状

よく見られる体のサイン

以下のような変化が続く場合は、糖尿病の前兆である可能性があります。一つひとつは日常的な体調不良にも見える症状ですが、複数が重なっている場合は注意が必要です。

症状がないまま進行するケース

糖尿病の初期は自覚症状がほとんどない場合も多いです。しかし、血管へのダメージは静かに進んでいきます。実際に、症状が出る前の段階ですでに動脈硬化が進んでいるケースは少なくありません。健診でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)や血糖値が少しでも高めだった方は、症状がなくても一度検査を受けることが大切です。

当院での早期発見への取り組み

OGTTとリブレで隠れたリスクを見つける

神戸市灘区・JR六甲道のおおや内科 糖尿病・心臓クリニックでは、OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を積極的に実施して、通常の健診では見つからない食後の「血糖値スパイク」を捉えています。血糖値スパイクの有無は、健診時の検査項目には反映されにくいため、OGTTによって精密に評価する必要があります。

FreeStyleリブレで血糖変動を見える化する

FreeStyleリブレ(持続血糖モニタリング)を活用した「糖尿病ドック」も行っています。腕にセンサーを貼るだけで2週間の血糖変動を記録でき、普段の食事での血糖値の動きを具体的に確認できます。家族歴や生活習慣から気になることがあれば、症状がない段階でもお気軽にご相談ください。